2026年3月2日月曜日

未来の自分にツケを回す会議

本日の議題はひとつ。
「この出費、未来の自分に回してもよいか」。
場所は私の頭の中。
参加者は、今の私と未来の私。

まず今の私が発言する。
「今ちょっと必要やねん。」
理由はわりとふわっとしている。
でも気持ちは本気だ。

未来の私は腕を組んでいる。
表情は穏やかだが、目が笑っていない。
「で、その支払い誰がするん?」
正論パンチが重い。

今の私は続ける。
「来月の私、けっこう頑張れるタイプやん?」
根拠はない。
未来の私のポテンシャルに、やたら期待している。

未来の私はため息をつく。
「毎回それ言うよな。」
会議の空気が少し冷える。

ここで第三の声、冷静な私が登場する。 「ほんまに必要か、一回整理しよか。」
議事録をつけ始める。

深呼吸。
数字を見る。
少しだけ現実と目が合う。

結局、今日は見送った。
未来の私がほんの少しだけ微笑んだ気がする。
たぶん気のせいではない。

未来の自分にツケを回すのは簡単だ。
でも、その未来もちゃんと自分だという事実は重たい。
会議はこれからも続くけれど、できれば拍手で終わらせたいと思う。

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