本日の議題はひとつ。
「この出費、未来の自分に回してもよいか」。
場所は私の頭の中。
参加者は、今の私と未来の私。
まず今の私が発言する。
「今ちょっと必要やねん。」
理由はわりとふわっとしている。
でも気持ちは本気だ。
未来の私は腕を組んでいる。
表情は穏やかだが、目が笑っていない。
「で、その支払い誰がするん?」
正論パンチが重い。
今の私は続ける。
「来月の私、けっこう頑張れるタイプやん?」
根拠はない。
未来の私のポテンシャルに、やたら期待している。
未来の私はため息をつく。
「毎回それ言うよな。」
会議の空気が少し冷える。
ここで第三の声、冷静な私が登場する。
「ほんまに必要か、一回整理しよか。」
議事録をつけ始める。
深呼吸。
数字を見る。
少しだけ現実と目が合う。
結局、今日は見送った。
未来の私がほんの少しだけ微笑んだ気がする。
たぶん気のせいではない。
未来の自分にツケを回すのは簡単だ。
でも、その未来もちゃんと自分だという事実は重たい。
会議はこれからも続くけれど、できれば拍手で終わらせたいと思う。
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