金利は、姿が見えない。
でも、ちゃんといる。
空気みたいな顔をして、しっかり存在している。
お金を借りるとき、目に入るのは金額だ。
「いくら借りるか」に意識が向く。
その横で、金利が静かに立っている。
控えめだが、存在感は強い。
数字で書かれているのに、なぜか実感がわきにくい。
パーセントという表記は、どこか優しそうだ。
でも後からじわっと効いてくる。
まるで筋肉痛みたいに。
「ちょっとくらいなら大丈夫やろ」と思う。
その“ちょっと”に、金利はしっかり乗ってくる。
遠慮はしない。
もちろん、仕組み自体は悪ではない。
サービスには対価がある。
そこはフェアだ。
問題は、見えにくいまま使ってしまうこと。
私はたまに想像する。
金利がもし、目の前に立っていたらどうだろう。
名札をつけて、「こんにちは」と挨拶してきたら。
たぶん、もう少し真剣に話を聞く。
見えないからこそ、想像する。
数字の意味を知る。
返す総額をちゃんと見る。
金利という名の見えない存在。
敵でも味方でもない。
ただ静かにそこにいる。
見えないままにしないことが、きっと一番の対策だ。
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