2026年3月2日月曜日

金利という名の見えない存在

金利は、姿が見えない。
でも、ちゃんといる。
空気みたいな顔をして、しっかり存在している。

お金を借りるとき、目に入るのは金額だ。
「いくら借りるか」に意識が向く。
その横で、金利が静かに立っている。
控えめだが、存在感は強い。

数字で書かれているのに、なぜか実感がわきにくい。
パーセントという表記は、どこか優しそうだ。
でも後からじわっと効いてくる。
まるで筋肉痛みたいに。

「ちょっとくらいなら大丈夫やろ」と思う。
その“ちょっと”に、金利はしっかり乗ってくる。
遠慮はしない。

もちろん、仕組み自体は悪ではない。
サービスには対価がある。
そこはフェアだ。
問題は、見えにくいまま使ってしまうこと。

私はたまに想像する。
金利がもし、目の前に立っていたらどうだろう。
名札をつけて、「こんにちは」と挨拶してきたら。
たぶん、もう少し真剣に話を聞く。

見えないからこそ、想像する。
数字の意味を知る。
返す総額をちゃんと見る。

金利という名の見えない存在。
敵でも味方でもない。
ただ静かにそこにいる。
見えないままにしないことが、きっと一番の対策だ。

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