「キャッシングの申し込みをしたら、チャットボットが質問してきて、そのまま審査が進んだ」
そんな経験をした方、あるいは「そういう時代になってきたらしい」と耳にした方も多いのではないでしょうか。
申込画面でAIチャットボットが案内してくれたり、入力内容をもとに自動で審査が進んだり。お金を借りる手続きは、ここ数年でずいぶん様変わりしました。便利になった一方で、「AIに審査されて、本当に大丈夫なの?」「人が見なくなったら、判断は冷たくならない?」と感じる方もいると思います。
今回は、AIが審査に関わる時代に「人の判断はどこまで必要なのか」を、雑記ブログらしく、少し肩の力を抜いて考えてみます。
そもそも「AI審査」って何をしているの?
まず前提として、キャッシングの審査の仕組みは会社ごとに異なり、詳細は基本的に非公開です。そのため、ここからは一般的に言われている流れの話としてお読みください。
大まかには、次のような情報をもとに判断されるといわれています。
- 申込時に入力した情報(年収、勤務先、勤続年数、他社の借入状況など)
- 信用情報機関に登録されている情報(過去の借入や返済の状況など)
- 各社が独自に持つ基準やスコアリングの仕組み
これらの情報を点数化し、一定の基準を満たしているかどうかを機械的に判定するのが、いわゆる「自動審査」や「スコアリング」です。
一方、チャットボットの役割は、多くの場合「申込みの案内役」です。入力の手順を教えたり、よくある質問に答えたりする窓口として働いていて、チャットボット自身が貸すか貸さないかを決めているとは限りません。ここは混同しやすいポイントなので、押さえておきたいところです。
AIが得意なこと、メリットはどこにある?
AIや自動化された審査には、はっきりしたメリットがあります。
1. 速い
人が一件ずつ確認するより、結果が出るまでの時間が短くなる傾向があります。急な出費で困っているときには、これは大きな利点です。
2. 判断のブレが少ない
同じ条件なら同じ基準で判断されるため、担当者の気分や相性で結果が変わる、ということが起きにくくなります。
3. 24時間受け付けやすい
夜中や休日でも申し込みの入口が開いていて、対面や電話が苦手な人にとっては心理的なハードルも下がります。
「人と話さずに手続きできるのは、正直ありがたい」という声は、きっと少なくないはずです。
それでも「人の判断」が必要になる場面
では、すべてAIに任せてしまえばいいのかというと、そう単純ではありません。人の目や判断が重要になる場面もあります。
① 法律上の責任は「人」と「会社」にある
日本では、貸金業者は貸金業法に基づいて、お客様の返済能力を調べることが求められています。また、年収などをもとにした借入総額の上限(いわゆる総量規制。原則として年収の3分の1まで)といったルールもあります。
AIがどれだけ優秀でも、ルールを守る責任を負うのは、あくまで貸す側の会社です。仕組みを設計し、運用を点検し、問題があれば直す。そこには必ず人の関与が必要になります。
② データに表れない事情がある
たとえば、転職したばかりで勤続年数は短いけれど、収入はむしろ増えている人。個人事業を始めたばかりで、実績の数字がまだ少ない人。データだけを見ると「不利」に映る人でも、実際の状況はさまざまです。
AIは過去のデータから傾向を学ぶので、「典型的でないケース」は苦手になりやすいといわれています。こうした場面で、人が状況を確認する余地があるかどうかは、大切なポイントです。
③ 「なぜその結果になったのか」を説明する場面
審査に通らなかったとき、理由が気になるのは自然なことです。ただ、審査の詳細な理由は基本的に開示されないことが多く、AIが関わると「なぜ?」はいっそう見えにくくなります。
説明できない判断は、利用者にとって不安の種になります。だからこそ、判断の仕組みに納得感があるか、問い合わせたときに人が丁寧に対応してくれるか、という部分は、これからますます見られるようになっていくのではないでしょうか。
④ 返済が苦しくなったときの対応
もう一つ大きいのが、借りたあとのことです。返済が厳しくなったとき、相談に乗ってもらえるかどうか。ここは、機械的な対応だけでは限界がある領域だと思います。
利用する側が意識しておきたいこと
AIが審査に関わる時代だからこそ、借りる側にも心がけておきたいことがあります。
申込内容は正確に、正直に
年収や他社借入を実際より良く見せようとするのはNGです。信用情報と照合されれば矛盾は分かりますし、結果的に自分の首をしめることになります。
「すぐ借りられる」ことと「借りていい」は別
手続きが簡単になるほど、「ついでに借りてしまう」ハードルも下がります。借りる前に、毎月の返済額を無理なく払えるか、一度立ち止まって計算してみるのがおすすめです。
不安なときは、人に相談できる窓口も知っておく
返済が苦しいと感じたら、借入先への早めの相談のほか、公的な相談窓口や専門家に頼ることもできます。一人で抱え込まないことが大切です。
まとめ:AIと人は「役割分担」の関係
AIチャットボットや自動審査は、スピードと公平さという面で、確かにキャッシングを使いやすくしてくれました。
けれど、
- ルールを守り、責任を負うのは人
- データに出ない事情をくみ取るのも人
- 困ったときに寄り添うのも人
だとすれば、これからの答えは「AIか人か」ではなく、「AIが得意な部分はAIに、人にしかできない部分は人に」という役割分担なのだと思います。
そして利用する私たちも、「AIが通してくれたから大丈夫」ではなく、最後は自分で判断する。その意識を持っておくことが、キャッシングと上手に付き合う一番の近道かもしれません。
※本記事は一般的な情報をもとにした内容であり、特定の会社の審査基準や結果を保証するものではありません。キャッシングは借入であり、返済の義務があります。ご利用は計画的に、返済計画をよく確認したうえで検討してください。
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