2026年9月28日月曜日

都道府県別、キャッシング利用率に差はあるのか

 
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「東京の人はキャッシングを使う人が多そう」「地方は少なそう」。なんとなくそんなイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。では実際に、都道府県によってキャッシングの利用率に差はあるのでしょうか。今回は、公開されている情報をもとに、この素朴な疑問を整理してみます。

そもそも「キャッシング利用率」とは

キャッシングと一口にいっても、消費者金融のカードローン、銀行カードローン、クレジットカードのキャッシング枠など、種類はいくつもあります。

全国的な目安としては、日本貸金業協会の報告では、貸金業者のサービスを利用している人は約1,016万人で、およそ10人に1人とされています。ただしこれは消費者金融などの貸金業者に限った数字で、銀行カードローンは含まれていません。 Manekai by Ameba

都道府県別の「きれいな統計」は意外と少ない

調べてみて分かったのは、「都道府県別のキャッシング利用率」を全国で統一して示した公的な統計が、あまり見当たらないということです。多くの調査は「関東」「近畿」「中国・四国」のような地域ブロック単位で、都道府県ごとに細かく比較できるものは限られます。

そのため、都道府県別の話はどうしても「参考値」や「傾向」として見る必要があります。

分かっている範囲での傾向

ひとつ目は、貸金業者の集まり方です。貸金業者を都道府県別に見ると、東京都が556件で全体の約4分の1を占めるとされています。ただ、いまはスマホやネットで申し込みが完結する時代ですから、業者の所在地と利用者の居住地は必ずしも一致しません。 Albino

ふたつ目は、借入利用者の割合を都道府県別に紹介している情報です。ある金融情報サイトでは、借入利用者の割合が高い順に、沖縄県が13.3%、福岡県が12.6%、東京都が12.4%と紹介されています。全国平均と比べても、上位の都府県は少し高めに出ていることが分かります。ただし、二次情報のため、記事に載せる際は元の調査で確認しておくと安心です。 Bank-loan-ranking

差が出るとしたら、どんな理由が考えられるか

ここからは、あくまで私なりの考察です。

  • 生活コストの違い:都市部は家賃や物価が高く、急な出費が家計に響きやすい面があります。
  • 住まいの形態:賃貸の割合が高い地域では、毎月の固定費が重くなりがちです。
  • 収入の安定度:雇用形態や産業構造によって、収入が月ごとにぶれやすい地域もあるかもしれません。
  • 情報や店舗との距離感:ネット完結が当たり前になり、地域による「借りやすさ」の差は昔より小さくなっているはずです。

どれも「利用率が高い=お金に困っている人が多い」という単純な話ではありません。つなぎ資金として計画的に使う人もいれば、ポイントや支払いの都合で使う人もいます。

地域差より、個人差のほうがずっと大きい

都道府県別の数字を眺めていて強く感じたのは、地域ごとの差より、一人ひとりの事情の差のほうがはるかに大きいということです。同じ県に住んでいても、まったく借りない人もいれば、複数社から借りている人もいます。統計の数字は、自分が借りるべきかどうかの判断材料にはなりません。

借りる前に、これだけは確認したい

もし利用を考えるなら、次のポイントは押さえておきたいところです。

  • 貸金業者からの借入は、原則として年収の3分の1までという総量規制があること
  • 金利と総返済額を、借りる前に必ずシミュレーションすること
  • 返済計画は「毎月いくら返せるか」から逆算して決めること
  • 登録のある正規の業者か、事前に確認すること

「みんな使っているから大丈夫」と考えるのではなく、自分の家計に無理がないかを基準に判断するのがいちばんです。

まとめ

都道府県別に見ると、東京や福岡、沖縄などで利用者の割合が高めという情報はありますが、全国を同じ基準で比べた確かな統計は多くありません。生活コストや住まい、収入環境などで地域差が生まれる可能性はあるものの、ネットで手軽に申し込める今は、その差も小さくなっているのではないでしょうか。

大切なのは「自分の住む県ではどうか」ではなく、「自分の家計で無理なく返せるか」です。数字に惑わされず、冷静に判断していきたいですね。

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