2026年10月1日木曜日

元利均等返済と元金均等返済、何が違う?

 
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「毎月の返済額が同じ方がいいのか、最初は多くてもいいから早く減らしたいのか」

ローンやキャッシングの返済方式を調べていると、必ずこの2つの言葉に出会います。名前が似ているうえに漢字も多く、パッと見ただけでは違いが分かりにくいですよね。

この記事では、元利均等返済と元金均等返済の違いを、実際の数字を使いながらやさしく整理してみます。

まず結論:違いは「何を均等にするか」

名前の通りで、均等にしているものが違います。

  • 元利均等返済:「元金+利息」の合計を毎月同じにする
  • 元金均等返済:「元金」の部分を毎月同じにする(利息は残高に応じて変わる)

「元」は元金、「利」は利息のことです。元利均等は元金と利息を合わせた支払額が一定で、元金均等は元金の返済額が一定ということになります。

元利均等返済とは

毎月の返済額がずっと同じになる方式です。

メリット

  • 毎月の支払額が一定で、家計の計画が立てやすい
  • 最初の月の負担が、元金均等より軽い

デメリット

  • 最初のうちは、返済額の多くが利息に回る(元金がなかなか減らない)
  • 総返済額は、元金均等より多くなる

「返しているのに残高がなかなか減らない」と感じやすいのが、この方式の特徴です。

元金均等返済とは

毎月返す元金を同じ額にして、利息は「その時点の残高」にかかる分だけ払う方式です。残高が減るほど利息も減るので、返済額は少しずつ小さくなっていきます。

メリット

  • 元金が着実に減っていく
  • 総返済額(利息の合計)が、元利均等より少なくなる

デメリット

  • 最初の返済額が一番大きく、序盤の負担が重い
  • 毎月の返済額が変わるので、家計管理は少しだけ手間

数字で比べてみる

条件はシンプルにして、借入50万円・年率15%・12回払いで計算してみます。

元利均等返済元金均等返済
1回目の返済額約45,129円約47,917円
6回目の返済額約45,129円約45,000円
12回目の返済額約45,129円約42,188円
利息の合計約41,500円約40,600円
総返済額約541,500円約540,600円

※月利は年率÷12で計算した概算です。実際の契約では日割り計算などで多少ずれます。

数字を見ると、次のことが分かります。

  • 1回目の負担は、元金均等のほうが約2,800円重い
  • その代わり、利息の合計は元金均等のほうが約900円少ない
  • 元金均等は、後半になるほど返済額が軽くなる

差額だけ見ると「900円か」と思うかもしれません。ただ、借入額が大きくなる、期間が長くなる、金利が高くなる、のどれかが重なると、この差はどんどん広がります。住宅ローンのように数千万円・数十年の世界では、数十万円から数百万円の差になることもあります。

どっちを選べばいいの?

どちらが優れているというより、何を優先するかで決まります。

元利均等が向いている人

  • 毎月の支出を一定にして、家計を安定させたい
  • 序盤の負担をできるだけ抑えたい

元金均等が向いている人

  • 利息の総額を少しでも減らしたい
  • 序盤の負担に耐えられる余裕がある

「毎月の負担を軽くしたい」と「総支払額を減らしたい」は、基本的にトレードオフの関係です。

キャッシングの場合は少し事情が違う

ここは意外と大事なポイントです。

実は、消費者金融のカードローン・キャッシングでは、この2つの名前がそのまま出てくることは少なめです。多いのは、借入残高に応じて毎月の最低返済額が決まる方式(残高スライド方式など)です。

元利均等・元金均等という言葉が主に登場するのは、次のような「回数や期間をきっちり決めて返す」タイプのローンです。

  • 住宅ローン、自動車ローン
  • フリーローン
  • おまとめローン

申し込む商品の返済方式は、必ず契約前に公式サイトや契約書面で確認してください。毎月の最低返済額が小さい方式は、負担が軽く見える反面、完済までが長引いて利息が膨らみやすい点には注意が必要です。

まとめ

  • 元利均等は、毎月の返済額が一定で、計画が立てやすい。ただし利息の総額は多め
  • 元金均等は、元金が一定ペースで減り、利息の総額は少ない。ただし序盤の負担が重い
  • 迷ったら「毎月の安定」と「総支払額の少なさ」のどちらを優先したいかで考える
  • キャッシングでは、この2つ以外の方式のことも多いので、契約前に必ず確認する

返済方式は、地味に見えて、あとから効いてくるポイントです。借りる前に「いくら借りるか」「金利はいくらか」と並べて、「どんな方式で返すのか」も一度確認しておくと、返済中の気持ちにもかなり余裕が出ます。

なお、この記事は一般的な情報の整理であり、特定の商品をすすめるものではありません。実際に借入を検討するときは、返済シミュレーションを活用して、無理のない計画を立ててくださいね。

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