キャッシングのサイトや広告を見ていて、画面の下のほうに小さく書かれた「〇〇財務局長(3)第〇〇〇〇〇号」という表記が気になったことはありませんか?
多くの人は「なんだか難しそう」と読み飛ばしてしまいます。ですが、これはそのお金の貸し手が、国や都道府県に認められた正規の業者かどうかを見分けるための大事な手がかりです。
この記事では、登録番号の意味と確認方法を、できるだけやさしく整理していきます。
貸金業者の登録番号とは?
日本でお金を貸す仕事(貸金業)をするには、貸金業法にもとづいて国または都道府県の登録を受けることが必要です。この登録を受けた業者に割り当てられるのが「登録番号」です。
つまり登録番号は、正規の貸金業者であることを示す、いわば身分証のようなものです。消費者金融の公式サイトや広告には、この番号を載せることが決まっています。
登録番号の見方
登録番号は、たとえば次のような形で書かれています。
例:〇〇財務局長(3)第12345号
分解すると、次のとおりです。
① 「〇〇財務局長」「〇〇県知事」の部分
どこに登録しているかを表します。営業所が2つ以上の都道府県にある業者は財務局長の登録、1つの都道府県内だけにある業者は都道府県知事の登録です。全国展開する大手の業者に財務局長登録が多いのは、このためです。
② カッコ内の数字(3)
これは更新回数です。貸金業の登録の有効期間は3年で、続けるには更新が必要です。新しく登録した業者は(1)、1回更新すると(2)、2回更新すると(3)となります。数字が大きいほど、更新の審査を重ねながら長く営業してきたということです。ただし、数字が小さい=危ない業者、というわけではありません。新しい会社でも、きちんと登録を受けた業者はたくさんあります。
③ 「第12345号」
その業者に割り当てられた個別の番号です。
ちなみに、番号の中に「N」の文字が入っている業者は、日賦貸金業(日ごとに返済を受ける形態の貸金業)にあたります。
登録番号を確認する方法
確認はスマホからでも数分でできます。
ステップ1:業者の公式サイトで登録番号を探す
会社概要のページやサイトの一番下(フッター)に載っていることが多いです。「商号(会社名)」「登録番号」「所在地」「電話番号」をメモしておきます。
ステップ2:金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」で検索する
金融庁のホームページにあるサービスで、全国の財務局と都道府県に登録されている貸金業者を調べられます。検索できる項目は、所在地、商号・名称(会社名)、代表者名、電話番号です。全部を入力しなくても、わかっている情報の一部だけで検索できます。
ステップ3:表示された内容を照らし合わせる
検索結果の登録番号、会社名、所在地、電話番号が、サイトに書かれている内容と一致しているかを確認します。
ここに注意!確認するときのポイント
検索に出てこない=すぐ「危険」とは限らない
金融庁のサービスの情報は、各財務局や都道府県がデータを更新した時点のものです。そのため、登録したばかりの業者がまだ反映されていないこともあります。一方で、検索に出てこない業者は無登録業者(いわゆるヤミ金融)の可能性もあります。出てこなかったときは、登録番号に書かれている財務局や都道府県の窓口に問い合わせるのが確実です。
番号だけで安心しない
登録番号が書かれていても、実在する別の業者の番号をまねて使う悪質なケースがあります。番号が存在するかだけでなく、会社名・所在地・電話番号まで一致しているかを必ず見てください。
こんな業者には要注意
- 「審査なし」「誰でも借りられる」とうたっている
- SNSやDM、メールで突然融資を勧誘してくる
- 登録番号が書かれていない、または確認しても出てこない
- 先に手数料や保証金を振り込ませようとする
少しでも違和感があったら、申し込まずに立ち止まることが大切です。
「日本貸金業協会」の会員番号とは別物
業者のサイトには、登録番号とは別に日本貸金業協会の会員番号が載っていることもあります。協会に加入している業者は、協会のルールにも従って営業しています。ただし、会員であることと登録を受けていることは別の話です。まずは「国や都道府県の登録番号」を確認し、会員番号は補足の情報として見ておくと整理しやすいです。
困ったときの相談先
もし「この業者、本当に大丈夫かな?」と迷ったり、すでにトラブルになってしまったりしたときは、一人で抱え込まないでください。
- 登録番号に書かれている財務局・都道府県の貸金業担当窓口
- 日本貸金業協会の相談窓口
- 各地の消費生活センター
最新の連絡先は、それぞれの公式サイトで確認してください。
まとめ
- 登録番号は、国や都道府県に登録された正規の貸金業者であることを示す番号
- 「〇〇財務局長(3)第〇〇〇〇〇号」の(3)は更新回数で、登録の有効期間は3年
- 確認は金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで、会社名・所在地・電話番号まで照らし合わせる
- 番号だけで安心せず、少しでも違和感があれば申し込む前に相談する
お金を借りるときは、金利や返済方法ばかりに目が向きがちです。でも、その前に「貸してくれる相手は信頼できるのか」を確かめておくことが、自分の生活を守る第一歩になります。登録番号の確認は、無料で数分でできる、いちばん手軽な安全対策です。
借りる前に、ぜひ一度チェックしてみてください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。借入の判断は、ご自身の収入や返済計画をよく確認したうえで、無理のない範囲で行ってください。
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